2017/07/15

十津川村観光に行ってきたとか -観光編 (瀞峡)-


最初の観光、瀞峡にやってきました。

瀞峡 (ドロキョウ) とは奈良県、三重県、和歌山県の三県にまたがる峡谷で、その断崖とエメラルドグリーンの川で織りなす風景が名勝と讃えられている…らしい。Wikipedia より。

駐車場は瀞峡の上で、瀞峡の三県の境界を見渡せる位置にあります。

確かに美しい…。

12 時から船を予約してあったので、早速、下に降りてみました。

階段で降りて行くと、「瀞ホテル」なる店があります。

ホテルなのに店とあえて表記したのは、大正時代から山から材木を運ぶ船の船頭の民宿が、今は喫茶店として運営されているからです。こちらのサイトで詳しく解説されています。ここはランチもなかなかとのことで、後で寄ることにします。

ありました、ありました、予約していた船の看板。達筆ですな。

矢印に向かって進むと、おやおや、船が出てますね。

早速、船の発着場にあるテントに向かい、受付の人に予約していた旨を伝えると、さっきの船が 12 時発の船で、次の出発は 30 分後らしい…。11 時 50 分だったのですが、意外に船のスケジュールはフレキシブルなようです。

次の船が来るまで、athenth 氏と付近の散策をしました。



上から見ても、立派な断崖でしたが、下から見上げるとその壮大さが伝わってきます。

周りに木陰がないので、athenth 氏とともに川に脚を突っ込んで涼んでみたり…。(汚い脚で失礼w)

あの吊橋は渡れるのだろうか?

あとは鷹?が飛んでいたり、実に平和で美しい風景です。鷹をぼーっと眺めていたら、さっきの船が戻ってきて、川辺に座り込んでいた athenth 氏が波に飲まれそうになってテンパッていましたが、まぁ、平和ですねw。船は、出発地点→上流→出発地点→下流→出発地点の順に回るようです。

腹が減っては戦はできぬ……しないけどね。でも腹ごしらえとして、露店でこんにゃくとジュースを戴きました。4 月に吉野山の桜を観光しましたが、その時もこんにゃく食べたな (あとで、4 月の記事に追加する予定です)。奈良県はこんにゃくの産地なのだろうか?ちなみに、このこんにゃくは普通でしたね。

ジュースはこのあたりの「じゃばら」という酸味の強いオレンジを使ったものらしい。売り子のおばちゃんが、「悪いものを取り払うって意味があるのよ」みたいなことを言っていたので、何のことかと思ったけど、缶の説明の「邪払」を見て納得。味は確かにオレンジジュースに比べると酸味がきついけど、うまく調整してあって、この暑さではちょうどいい清涼感があります。

まとめサイトで紹介されているジェット船。意外に大きいですね。しかし、今回我々が乗るのは、これではなく、さきほどの小型船。

さらに時間を潰していると、小型の船が戻ってきました。ライフジャケットを着用してさっそくクルージング開始です。



動画にすべて収めたかったのですが、後半になりカメラが発熱し出したので、あとは写真で…。

船頭のおじさんにここからの風景が絶景とおすすめされた構図。パノラマ撮影したらさらに映えそう。

ひっくり返った亀のような岩。ちょうど良く亀の目に当たる部分にオレンジ色の花が咲いていました。

現在は水深 23 m が最大 (うろ覚え) ですが、昔は切り立った崖の上まで水位があったようです。今は、下流の岩が崩れたせいで切り立った崖が名勝となっているとか。それでも数年前の台風の時には、最後の写真に写っている建物 (瀞ホテル) の真下まで水位が上がり、建物の一部が流されてしまったのだとか。長閑に見えて意外に厳しい環境のようです。

さて、お次はお待ちかね、ランチタイム。例の瀞ホテルに向かいます。

外装もなかなかでしたが、内装もレトロ。

瀞ホテルは人気のスポットで、13 時ごろに入った我々は待つことに。その日の食材がなくなったらおしまいで、11時半ごろに入るのがベストなのだとか。今回は、サイトでおすすめされていた特製ハヤシライスは食べられなかったのですが、かろうじて食材がある状態で待つことになりました。

待っている間、暇だったので、2 階の展望スペースへ。

見ろ!人がご(ry…ゲフンゲフン。絶景かなー、絶景かなー。

そして、順番回って、ようやく席に着くことができました。

1 階入り口の内装も素敵でしたが、こちらもなかなかに風情があります。

メニューはサイトで紹介されていたものとは、多少異なってました。時期によって変わるのかな?今回残っていた昼食代わりになるメニューは、「ベーコンと玉ねぎのマフィン」、「生ハムのサラダとスープのセット」、「スコーンの二種盛り」。デザートやドリンクは昼過ぎでも残っているようです。私はスコーンとサラダを戴きました。

にしても、料理と風景がマッチする写真って今まで撮ったことがないですね。スープは冷製コーンスープだったので、暑さでほてった体にはちょうど良かったです。サラダはドレッシングが気になるところ…甘いようでいて塩気はそれなりにある…何を使っているんでしょう…。マフィンとマーマレードの組み合わせもなかなか。

十津川村、最初の観光はなかなかに良かったです。

十津川村観光に行ってきたとか -移動編-

十津川村観光シリーズ第三弾はいよいよ観光編かと思いきや、移動編です。期待させてすみません。

シリーズの記事はこちら。

毎週 Slack で打ち合わせして、持ち物やスケジュールを決めて、やってきた当日。athenth 氏はマイカーで、私は電車で近鉄奈良駅を目指します。

車での移動が長時間になるとのことで、私の出発は早朝の 6 時。神戸は朝から蒸し暑い。しかも、今回はカセットボンベやら、寝具のタオルケットやら、調理器具やらでボストンバッグが重い…。阪神神戸三宮駅に着く頃には、汗だくだくでした。それでも汗の問題を除いては、特にトラブルもなく、予定通りに電車を乗り継いでいきます。

途中、athenth 氏から、駐車場の関係で新大宮駅で合流しましょうとのメッセージが届きました。

ん?大宮?

調べてみると大宮って埼玉県だけかと思っていたのですけど、奈良県に新大宮駅なんてあるんですね。少し驚きです。

というか、athenth 氏、既に奈良に到着して朝の奈良観光を楽しんでいるようですね。深夜 1 時出発とかすごい体力だ。私には無理…。

合流後、橿原市のイオンで食材を大量に購入。特に BBQ 用の肉をがっつり。あとは、生イカや炙り用のシメ鯖を購入しました。あと、野菜野菜。

準備も整ったところで、最初の観光目的地の瀞峡を目指します。

が、橿原市を出た後、渋滞に捕まってしまいました。道幅も片側二車線で、よく整備されているようなのだけど、なぜだか詰まる…。

渋滞を抜け、しばらく進むと、

山、緑、山、山、ダム湖、川、山、緑…な風景が見えてきました。

まさに、「The 秘境」。ダム湖は常に左側に見えていたかな。随分と大きいダム湖でした。

そして、さらに進むと、まとめサイトで見た 1.5 車線の過酷な道路が…。

細い上に、小さな連続カーブ、ヘアピンカーブとドライバーの腕が試される道が続く。ところどころに、退避場所があるのですが、カーブの先から対向車が来ると毎度ヒヤヒヤさせられました。athenth 氏も最初はおっかなびっくりな運転でしたが、後半は慣れてきたのか、スイスイとハンドルをさばいていきました。


そしてようやく、11 時 45 分ごろ、目的地の瀞峡に着いたのでした。「観光編 (瀞峡)」に続く。