2016/10/04

ASUS Vivobook LA200HA を入手してみたとか

メイン機が Linux Mint 18 を入れたノート PC だったり、デスクトップ機だったりする無銘闇人です。
ですが、今回は、ASUS Vivobook L200HA (Windows10) のレビュー記事になります。


一昔前は、PC もシングル CPU で、メモリも貧弱だったため、仮想マシンは趣味の範囲でしかなかったのですが、今は仮想マシンを数台、1つのマシンで動かせるほど手頃な価格でハードウェア入手できるようになりました。
おかげで今では Windows が必要な場合は VirtualBox で作った仮想マシン上で作業ということを当たり前のようにしています。(昔はデュアルブートとかトリプルブートとか頑張ってたなぁ…。)

しかし、プリンターやプロジェクター、特殊なデバイスは、Windows 環境でのテストしかしていないため、Linux で動かないことがしばしば。なので、どうしてもネイティブな Windows PC が最低 1 台必要になります。

とはいえ、デバイスの確認やらネイティブの Windows でしか動かないソフトウェアのために高額な PC を買うのも、そのためにスペースを空けるのも嫌だなぁと思い、格安でありながら、そこそこ使えるノート PC をサブ PC として確保しています。

これまでは Lenovo S10-2 やら、Asus Eeebook X205TA を使ってきましたが、Lenovo S10-2 は 4~5年使ってきたのでディスプレイに寿命が来てお陀仏。ASUS Eeebook X205TA は昨年購入し、この前まで使っていたのですが、Windows 10 の Universal Update を適用したところ、Wifi ドライバが不調で、再インストールしても不調のままだったので、別 PC の購入に踏み切りました。

ドライバ周りが不調だった X205TA ですが、軽さやバッテリー持続時間 (11時間くらい)、キー配列、処理速度はサブ PC としては悪くなく、価格も 3 万円程度と安かったので、後継機の Asus Vivobook L200HA をポチりました。

ちなみにこの L200HA は公式ページにないモデルで、ベースとなっているのは ASUS Vivobook E200HA。違いは、付属の microSD の有無と色違いくらいでしょうか。なので、ここでのレビューは E200HA の参考になるかもです。
違いについては以下のサイトでまとめられています。
ちなみに、X205TA も E200HA も、内部ストレージは eMMC というフラッシュメモリストレージ (速度は HDD 以上 SSD 未満で交換不可) の 32 GB なので、ちょろっと使えればいい人向けか、microSD に VHD イメージを構築してストレージを拡張できる人向けの PC です。あと、フラッシュメモリの寿命も考えないといけないので、長く使いたい人には不向きかもしれません。

さて、早速レビューといってみましょう。

まず、外装パッケージ (写真左) は、X205TA (写真右) と同じですね。

中身は本体と、電源ケーブルのみ (説明書もありますが) でシンプルです。電源ケーブルは X205TA と少し違い、ケーブルの被覆がつや消しタイプになっていて、柔らかくなっています。

本体の比較。左のピンク色 (写真左) が X205TA で、黒色 (写真右) のが L200HA。後継機だけあって、サイズは同じですね。

厚さもほぼ同じです、多分…。L200HA (写真右) の色が黒っぽいせいか、少々厚く見えます。
写真は左側面の写真ですが、電源、microSD スロット、microHDMI は共通していますが、L200HA ではイヤホンジャックがなくなり (右側面に移動; 下の写真を参照)、USB 3.0 が 1 つ付いています。

右側面の写真。L200HA (写真右) では、移動してきたイヤホンジャックと、USB 2.0 が 1 つ付いています。トータルでは USB の個数に違いはありません。X205TA (写真左) では、右側に外付けストレージも繋がなければならなく、USB メモリを刺したまま、マウスなどの移動が多いデバイスを右側に置くとぶつかって壊しそうだったのですが、L200HA ではその心配が改善されているようですね。

キーボードは、よく使う 左 Ctrl が端にあり、ファンクションキーや半角/全角キーもよく見る位置にある、Enter キーの大きい典型的な日本語キーボードです。
押し心地は、X205TA (写真左) の時はペタペタした感じで、押し込みが浅く、少々押す力が必要で、その分反発も強かったのですが、L200HA (写真右) は、キーが少し浮いている分、クッション (バネ)?が入っているのか軽いタッチで押せます。

電源を入れた中身は、基本的に X205TA と同じです。
  • CPU が変わっているのでスペック的には上でしょうが、体感ではわからないですね。
  • スピーカーは、X205TA と同じく本体下部の手前から出るので、変わりはないかと。
  • USB Charge Plus というソフトウェアが付いています。なんでも、PC が電源に接続されている際に、USB でスマホとかを急速充電ができるらしいです。素晴らしいですね。使ってないですけど…。
  • X205TA であった電源ボタンを長押ししないと電源が入らないとか、そういうのはないですね。X205TA はスペックはいいんだけど、細々としたトラブルが多かったorz。

このほか特筆すべきなのは、X205TA で問題のあった Wifi ドライバについて。X205TA の時は「Broadcom 802.11abgn Wireless SDIO Adapter」 (写真左下) だったのですが、「Qualcomm Atheros QCA9377 Wireless Network Adapter」 (写真右下) に変わっています!

L200HA に入っている OS が Windows10 の Universal update 前のものだったので、早速アップデートしましたが、wifi ドライバを再インストールするとか、デバイスのプロパティをいじるとかそういう面倒なことをせずとも、Wifi が使えます!素晴らしい! (というか、これが普通なんですけどね…)

別の話ですが、別のデスクトップ機で Linux のサーバを構築する際も Broadcom のデバイスでうまくいかなくて、ドライバをインストールして、modprobe でどうとかこうとかほにゃほにゃして…と面倒なことをした記憶があります。ホント、Broadcom って嫌になっちゃうね…。

あと、L200HA では、最初から入っている Windows が 64 ビットになっています。まぁ、普通に使う人なら関係ないのでしょうけど、開発とか Linux を弄る人にとっては、Bash on Ubuntu on Windows が使えるので、これは大きいのではないでしょうか (Bash on Ubuntu on Windows (Windows subsystem) は X205TA に入っている Windows 32 ビットだとインストールできない)。これまで、msys2 をインストールしたり、chocolatey や clink、gow をインストールしてしのいできたけど、これなら快適になれる!

そう思える PC でした。

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