2013/12/15

画像操作機能が LinuxMint でもできるようになったとか

Ubuntu のファイルマネージャ Nautilus は、Ubuntu ソフトウェアセンターなどから「nautilus-image-converter」や「nautilus-image-manipulator」をインストールすることで、右クリックメニューで画像のリサイズや回転ができました。

一方、LinuxMint の標準ファイルマネージャ Nemo にはそんな拡張機能がこれまでありませんでした。勿論、LinuxMint に Nautilus をインストールして標準ファイルマネージャに設定すれば、上記の拡張機能は利用できます。しかし、最近の Nautilus は簡略化しすぎて使いにくく、ファイルマネージャとして利用する気が起きない。

そんなジレンマを解消してくれるかのごとく、WebUpd8 で Nemo 用の画像編集拡張機能が紹介されました。
→ 「Manipulate Images In Nautilus Or Nemo With `Image Tools` Extension ~ Web Upd8: Ubuntu / Linux blog

導入方法は、WebUpd8 で紹介されている通り、端末から
$ sudo add-apt-repository ppa:atareao/nemo-extensions
$ sudo apt-get update
$ sudo apt-get install nemo-image-tools
$ nemo -q
最後の "nemo -q" は、PC の再起動やログアウトでも OK です。

これで、デジカメで撮った写真の回転やリサイズがしやすくなった上、nautilus-image-manipulator にはない簡単な画像加工もできるようになりました。

画像加工の一覧は以下の通り。
  • Black and white:白黒化 (色の加減はドット調整)
  • Blur: ぼかし
  • Border: ??? (加工前後での違いがわからなかった…)
  • Contour: 輪郭抽出
  • Convert: 画像変換
  • Enhance: 画像調整 (明度、彩度、コントラスト、シャープネス)
  • Flip: 反転 (縦、横)
  • Greyscale: グレースケール化だと思う (なぜかうまくいかない…)
  • Negative: ネガ化
  • Resize: リサイズ (ピクセルと%指定可能)
  • Rotate: 回転 (回転角度と回転方向指定可能)
  • Shadow: 画像の回りに黒い枠を付ける (本来は画像に影を付けるってことだろうけど…)
  • Vintage: ビンテージ風に加工 (色褪せ加工)
  • Watermark: 別のロゴ画像挿入