2013/01/05

Linux Mint で擬似ホットコーナーの設定をしたとか

Compiz と Cinnamon は、それぞれ違うウィンドウマネージャなので、同時に起動することはできません。しかし、Compiz のもつ機能の一部に類似した機能を Cinnamon でも利用することができます。

その代表的な機能として、 Scale と Expo があります。Scale (1番目の画像) は、起動しているアプリケーションやウィンドウを全て表示する機能です。Expo (2番目の画像) は、全てのワークスペースを表示する機能です。

これらを利用するには、Cinnamon Settings のホットコーナー (3番目と 4 番目の画像) から、「ホットコーナーが有効」にチェックを入れます。そして、「ホットコーナーの場所」をこの機能を起動する画面の位置を設定します(マウスを画面の指定した位置に持って行くと起動します)。さらに、「ホットコーナーの機能」から、Scale か Expo を選択します。これで、Scale か Expo が使えます。

しかし、この設定では片方の機能しか使えません。Compiz なら両方の機能を設定で割り当てることができましたが、Cinnamon で両方の機能を使うにはどうしたら良いでしょうか?

それは擬似的なホットコーナーも利用すればいいのです。この擬似的なホットコーナーはパネルのある位置にしか、ホットコーナーを置くことができません。つまり、上にパネルを配置している場合は左上/右上、パネルを下に配置している場合は左下/右下しか有効化することはできません(厳密に言うならば、上部中央や下部中央もできますが…)。

擬似的なホットコーナーを利用するには、先ほどの Cinnamon Settings のホットコーナー の「Expo アプレット: マウスポインタが乗ると有効化」、「Scale アプレット: マウスポインタが乗ると有効化」にチェックを入れます (4 番目の画像の下部)。
さらに、Cinnamon Settings の「アプレット (5 番目の画像)」から、「Expo アプレット」や「Scale Applet」にチェックを入れます。すると、パネルに点が 3 つ並んだアイコン (Expo)、点が 3x3 で並んだアイコン (Scale) が表示されます。そこで、パネルを右クリックして、「パネル編集モード」を ON にして、それらのアイコンを端に移動させ、再びパネル編集モードを OFF にします。これで擬似的にホットコーナーが有効になるはずです。

私は、パネルを上部に設置し、右端に Expo アプレットで擬似ホットコーナーを設定し、通常のホットコーナーでは右下に Scale を設定しました (6 番目/最後の画像)。

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